2015年12月の米雇用統計は市場予想を大幅に上回るも、為替は上値が重く円高ドル安が進行





2016年1月8日22時30分に、米雇用統計が発表された。昨年12月にゼロ金利政策が解除され10年ぶりの利上げが実施された後の発表。その後NYダウは年末から大きく下げていたため、今回の雇用統計は注目を集めていた。
結果は、非農業部門の雇用者数が前月比で29万2千人の増加。市場予想の20万人を大幅に上回った。
しかし為替は、22時30分ジャストに118.769円の高値を付けてから、円高が進行。1月9日の00時には118円を割り、117円台に突入した。NYダウは小幅に反発して始まったが上値が重くマイナス167.65ドルで取引を終えた。

雇用統計発表直前にドル買いが入って大陽線をつけたものの、発表後はドル売りが加速して1時間30分ほどで118円を割る展開。雇用者数が伸びたことで利上げのペースが速まるとの見方が強まったのだろうか。円高ドル安の流れが続きそうな気配。

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